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INITIAL COST

賃貸の初期費用はいくら?
家賃の何ヶ月分か、内訳と地域別の目安

公開 2026.11.05・お金の下見編集部

概要

  • 契約のときに払うお金は、家賃(管理費込み)の約4.5ヶ月分。家賃10万円なら約45万円
  • 家具・家電と引っ越し代まで入れると、一人暮らしで約60〜80万円が目安(住む駅で変わる)
  • いまは家賃が上がっているので、新しく募集されている部屋ならさらに多めに見ておく
自分の条件で計算する(無料・登録なし)→

1. 初期費用の内訳(家賃10万円の例)

賃貸の契約のときに、不動産会社にまとめて払うお金です。敷金・礼金が1ヶ月ずつ、仲介手数料が半月分の、いちばんよくある条件で計算しています。

項目金額中身
敷金10万円家賃1ヶ月分。退去するときに、修繕費などを引いて戻ってくる
礼金10万円家賃1ヶ月分。大家さんへのお礼で、戻ってこない
仲介手数料5.5万円家賃の半月分+消費税。不動産会社に払う
前家賃10万円入居する月の家賃。月の途中に入居すると、日割り+翌月分になることが多い
保証会社5万円連帯保証人の代わりになる会社に払う。家賃の50〜100%が多い
火災保険2万円2年分。加入が条件の物件がほとんど
鍵の交換2.2万円前の住人から鍵を替える費用
合計44.7万円家賃の約4.5ヶ月分

管理費・共益費がある物件は、前家賃と保証料にその分も乗ります。室内の消毒や24時間サポートなどの「付帯サービス」が見積もりに入っていることもあり、そのぶん高くなります。

仲介手数料は「半月分」が原則

仲介手数料は、大家さんと借りる人から受け取る合計が家賃の1ヶ月分+消費税までと決まっています。借りる人が払うのは、原則として半月分+消費税です。1ヶ月分を払うのは、契約の前に借りる人が承諾した場合に限られます。見積もりで1ヶ月分になっていたら、理由を聞いてみてください。

2. 引っ越し全体でいくら貯めればいい?

実際に用意するお金は、契約のときのお金だけではありません。一人暮らしを始めるなら、家具・家電と引っ越し代も必要です。HICCOSTの「詳しくシミュレーション」の標準の設定では、こうなります。

まとまり標準の目安中身
契約まわり家賃の
約4.5ヶ月分
上の表のとおり
家電16.7万円冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・炊飯器・照明
家具・インテリア8万円ベッド・マットレス・カーテン・収納
生活用品・その他7.4万円寝具・調理器具・日用品・段ボール・粗大ごみの処分・ネットの開通
引っ越し4.5万円一人暮らしで業者に頼む場合(平日・近距離の目安)

これを、駅ごとの家賃の相場にあてはめると、合計の目安は次のとおりです(一人暮らし・1K・すべて「標準」)。

駅家賃
管理費込み
契約まわり全部の合計
渋谷9.9万円42.8万円79.4万円
中野8.4万円36.7万円73.3万円
横浜8.0万円35.1万円71.7万円
梅田6.4万円28.6万円65.2万円
博多6.1万円27.4万円64.0万円
名古屋5.8万円26.2万円62.8万円
札幌5.3万円24.1万円60.7万円

家賃は、総務省「令和5年 住宅・土地統計調査」と国土交通省「地価公示」をもとにした当サイトの推計です。3月1日に入居する場合で計算しています。

二人暮らし(中野駅・1LDK・家賃12.2万円)の場合は、契約まわりが52.1万円、全部の合計が91.2万円です。2人で折半すると、1人あたり約46万円になります。

あなたの駅・家賃だと、いくら?

駅と間取りを選ぶと、その駅の家賃の相場が入ります。項目ごとに「安く・標準・こだわる」を選ぶだけで、初期費用と毎月の生活費が出ます。

詳しくシミュレーションで計算する → まだ駅が決まっていないなら:ざっくりシミュレーション →

3. いま、家賃は上がっている

家賃が上がると、家賃の何ヶ月分で決まる初期費用も一緒に上がります。

  • 東京23区のシングル向けマンションの平均の募集家賃は、2025年5月に初めて10万円を超えました(アットホーム)
  • 2026年4月時点で、東京23区の30㎡以下のマンションの募集家賃は、前の年の同じ月より13%高くなっています(長谷工総合研究所)

上の駅ごとの表は、いま貸されている部屋すべての平均(2023年の統計)をもとにしています。古い部屋も含まれるため、新しく募集されている部屋の家賃は、表より高めになることが多いです。東京の駅で新しめの部屋を探すなら、1〜2割多めに見ておくと安心です。気になる物件があれば、その家賃を「詳しくシミュレーション」に入れて計算し直してください。

4. 初期費用を下げる6つの方法

  1. 敷金・礼金がゼロの物件を選ぶ

    首都圏では、家賃10万円未満の物件の63.3%が敷金ゼロになっています(LIFULL HOME'S、2025年)。礼金は1ヶ月分がまだ主流で、ゼロの物件は4割弱です。両方ゼロなら、家賃10万円で20万円下がります。ただし、敷金ゼロの物件は、退去するときに修繕費やクリーニング代をまとめて払うことになります。

  2. 仲介手数料を確かめる

    原則は半月分+消費税です(上の「仲介手数料は半月分が原則」を参照)。手数料が安い、またはゼロの不動産会社を選ぶ方法もあります。

  3. 入居日を調整する

    月の途中に入居すると、日割り家賃と翌月分を一緒に払うことが多く、契約時のお金が増えます。入居日を月初めにする、入居後しばらく家賃が無料になる「フリーレント」の物件を探す、といった方法があります。

  4. 付帯サービスを外せるか聞く

    室内の消毒、24時間サポート、消火器などは、任意のことがあります。見積もりに入っていたら、外せるかどうか聞いてみてください。

  5. 家具・家電を絞る

    家具・家電は、全部そろえると約25万円になります。今の家から持っていく、中古やレンタルを使う、入居してから必要なものだけ買う、といった方法で下げられます。

  6. 引っ越しの時期と業者を選ぶ

    3〜4月は引っ越しの料金が上がりやすい時期です。日程をずらせるなら平日や繁忙期を外し、複数の業者の見積もりを比べてください。

最近は、初期費用を分割払いやカード払いにできるサービスも増えています。手元のお金が足りないときの選択肢になりますが、手数料や金利がかかることがあるので、払う総額で比べてから決めてください。

5. いつ、いくら払う?

引っ越しのお金は、一度に全部出ていくわけではありません。一般的な流れはこうです。

  1. 申し込み・審査物件を決めて申し込む。審査は数日〜1週間ほど
  2. 契約(入居の1〜2週間前が多い)契約まわりのお金(家賃の約4.5ヶ月分)をまとめて払う
  3. 入居の前後家具・家電を買う。ネット回線は1ヶ月前までに申し込むと安心
  4. 引っ越しの当日引っ越し代を払う(前払いの業者もある)
  5. 前の家を出たあと退去費用の精算。敷金から引かれて、残りが戻ってくる

入居日を入れると、何月にいくら出ていくかを一覧にできます。

スケジュールで支払いの時期を見る →

まとめ

  • 契約のときのお金は、家賃(管理費込み)の約4.5ヶ月分。家賃10万円なら約45万円
  • 家具・家電と引っ越し代を入れると、一人暮らしで約60〜80万円、二人暮らしで約90万円が目安
  • 家賃が上がっているいまは、新しめの部屋だと表より高めになる。気になる物件の家賃で計算し直すのが確実
  • 敷金・礼金ゼロ、仲介手数料、入居日、付帯サービス、家具・家電、引っ越しの時期で下げられる

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詳しくシミュレーションで計算する → 駅・市区町村ごとの家賃相場を見る →

出典

  • 総務省「令和5年 住宅・土地統計調査」表130-2(e-Stat)
  • 国土交通省「国土数値情報(地価公示データ)」2026年
  • アットホーム「全国主要都市の賃貸マンション・アパート募集家賃動向」(2025年12月4日公表)
  • 長谷工総合研究所「Plus One」2026年8月号
  • LIFULL HOME'S「首都圏の敷金・礼金の動向」(2025年11月20日公表)
  • 宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額(国土交通省告示)

金額は一般的な目安です。実際の金額は、物件の見積もり・契約書、引っ越し業者の見積もりで確かめてください。計算の方法は計算のしくみと出典にまとめています。